元領主で今大家。

ウマ娘でのサークル「未来への翼」2代目リーダーの備忘録。

データマン・カネミツ

避けて通れない道

「8月9日から8月22日までの間で2日以上の離脱が懸念される方は、カネミツにお申し出ください」

コロナ感染、ワクチン副反応、盆時の激務、欠勤者の穴埋め、家族・親類縁者と楽しむ時間の確保、彼氏彼女と旅行、休暇を利用した勉強、周回疲れ、マンネリ、サポカの引きに恵まれない、ハーフアニバ待ち…など。

仮にゲームに縛り付けるにしても、今は状況が悪すぎる。

そして、当代カネミツが率いるサークル「未来への翼」は、上位ランクを狙うことを第一とするサークルではない。

「人財優先」

これが、俺がリーダーでいる間の断固として貫き通す根本原理だ。

ただし、勘違いしてもらっては困る。

「大事にはする」が「甘やかしはしない」

先代追放後、返す刀でファン獲得ノルマを無期限凍結し、その後さらなる緩和策として最終ログイン2日以上で除名候補と、グレーゾーンを設けた。そして、お盆時のこの告知である。おそらく、他のリーダーから見ればガバガバのユルユルでまるで仕切る気がないように見えることだろう。

じっくり調べれば、一発でバレる。

「リーダーの総獲得ファン数は中位。クラス6常駐ってわけでもなさそう。上位陣がめちゃ引っ張ってる。規約緩い。これでB余裕とかリーダーどんだけ楽しとんねん」

まあ、普段のチャットからでもぬるい人間に見えることだろう。

ただし、こう見えてやることはやっている。

今月、2人がチームを離れた。

1人は引退。こちらからフォローを飛ばしていたので、ログイン履歴のトレースはたやすい。すぐにわかった。最も、ハーフアニバでひょいと戻ってくる可能性はなくはないのだが、サークルの内情を考えると早めに旅立たせて新戦力拡充を狙う方がメリットは大きい。

1人は追放。最終ログイン2日前のSSを確保し、名鑑レベルで育成傾向を読み取り、スプレッドシートで記録しているファン獲得の動向とチーム戦力を計算。「ただいるだけ」という事は一目瞭然。しれっと切った。当然、サークルの総合力は絶対にマイナスにはならない。とどめは8月2週初め。切り得だ。

そして、あと4人ほど目星をつけている人がいる。これはハーフアニバで必ず明らかになる…その時は、9月1日、6日、12日~14日が新戦力確保の分水嶺と見ている。戦力的についていけそうにない、ほぼログイン勢状態、サブアカウント疑惑…ファンの動き、戦力、競技場での勝ち数、育成数…いろいろ見るところはある。切り間違えだけは避けねばならないから、ここは本当に慎重である。ハーフアニバミッションをコンプリートするのにどれだけの数字が必要か、よく計算せねばならない。

たまたまなのが明らか、もしくは事前報告ありならば

先に述べたとおり、うっかり2日を過ぎることはどうしても起こりうる。また、根本原理をよく理解いただいいている方からは、ちゃんと回答が返ってきている。

現時点で、2名から連絡をいただいている。ひとりはワクチン接種の正式日程と職場での激務。もうひとりは盆期間の早出出勤と来月ワクチン接種。両名とも1回目の接種だ。

この2名の待遇は既に考慮済みである。具体的には語っていないが、

「8月20日もしくはワクチン接種日以降、最終ログイン10日前を過ぎるまでは無条件残留を保障」

副反応のことを考えると、少なくともこのくらいは必要だ。2人とも、簡単に追い出してはもったいない方々だからなのだ。

反感覚悟

まあ、こういったことは満場一致というわけにはいかない。その裏付けとなる教えや法則を一部紹介する。

・菊谷隆太氏のYoutubeより

www.youtube.com

Youtubeブッダの教えを説いている菊谷氏。この動画によると、あのブッダですら当時のインドでの支持者は1/3、興味のない人が1/3、反感を持っていた人が1/3だった…と述べている。もし本当にそうだとしたらと思うと、衝撃だった。とんでもなく多くの人に尊敬されているから、現代まで仏教やら新興宗教やら果てはカルトが、多くの人々がそれを伝え、もしくは利用していると思っていただけに、これはもう本当に驚いた。

・2:7:1の法則

俺はこれを、精神科医・樺澤紫苑氏の動画や本で知った。これを書く上で調べたところ、元はカール・ロジャースという方が提唱した法則と知った。

集団の中では、1割には何をやっても嫌われる。2割は好きになってくれる。のこりの7割はどちらにも転ぶ、もしくはあなたの在り方次第。だいたいこんな感じの話だったかな。

みんなに好かれるのは無理だし、どうせ過ごすなら自分のことを好きでいてくれる2割の人を大事にして、7割の人にそっぽ向かれないように我が身を正しましょう、と。

・80:20の法則

これも割とよく聞くパレートの法則。ただ、これはそのまま使うには難しい。間違って使ってしまうことが多々ある。

元の内容はこれ。

社会全体の8割の富が2割の富裕層・高額所得者に集中し、残りの2割の富が8割の低所得者に配分されている。

これが、論理補強のためにコロコロ内容が変わる。そして、これと似たような法則が2:6:2の法則だろうか。こっちは誰が言い出したのか、わからない。ただ、割といろいろな所で語られており、また経験則としても割と信用してもいいものでもある。

俺もこれをいいように使わせてもらおう。

下位または非協力的な2割、つまり最大6人を毎月入れ替え続けたところで、現メンバーすべてにとって強さと居心地を兼ね備えた理想のサークルが作られることなど決してない。ましてや自分が下位2割に入らないことを前提とするのは、俺のゲームスタイルからして無理がある。また、上位陣の2割のみを優遇し続けていれば、残りの8割を冷遇することになる。今のサークルメンバーは、割とばらつきが抑えられており、それぞれの強みもいい塩梅でばらけているから、上位2割優遇・8割軽視を続けていけば、必ずチームは衰退する。Bランク維持ができなくなった時点で、一気に退団者が続出するだろう。過半数のメンバーは、Bもしくはそれ以上のノルマ団から引く手あまたであり、それについていけるだけの地力があるのだから。

異見は頂くが、迎合はしない。そしてどんな都合の悪い異見だとしても決して不利益を与えない。プレイヤーとしては全員平等なのだから新参古参かかわらず気軽に話してくれればいい。同じサークルメンバーにマウント取って何の得があるか。

リーダーやめるまでは、誰に何と言われようともこれは曲げるなよ。カネミツ。