元領主で今大家。

ウマ娘でのサークル「未来への翼」2代目リーダーの備忘録。

無影一閃

物騒な月初め

脱退ログが残っていても、普通に「おいっす~」スタンプしかしなかった俺。それを不気味に思ったのか恐ろしく思ったのか。

皆さんにフクキタル……よーに

このサークルの功労者ともいえる人財のひとこと。他の方は、何も言わなかった。

まあ、そう思うのも無理もない。

しかし、ここで揺らぐわけにはいかない。

返答らしい返答にならないとわかっていたのだが、語った。

必ず来る。それが何かはわからんが。何の根拠もないと笑いたければ笑ってくれていい。それでも言う。言い続ける。それが言えなくなった時、もしくは言わなくてもよくなった時、俺の役目は終わる。そうなればもっと穏やかで堅固なサークルになるんだろうな。

…今はこれ以上を語る言葉を持たない。申し訳ないが、これを月初の挨拶とさせていただきたい。

新しい風は、既に吹き始めている

俺には見えているのだ。

皆以前よりも、よく語り、よく走り、よく鍛え、よく称えるようになった。自らの意思で勝ち取った戦果を堂々と掲げるようになった。つらい時や苦しい時、語るか黙るかは置いといて、隣には必ず誰かがいる。自分のことだけ語っておしまい、という空気が少しずつ晴れ、そうであってもそれを踏まえ新たな流れで話に花が咲くこともある。

そして早くも、自ら旗を掲げ率いる意思を顕す方が輝きを増しつつある。ただの新芽ではない。俺のいない時ほどその輝きが磨かれているのだ。新たな大樹が育ち切るまでの間、俺は喜んで暗闇の中で刀を赤く染めよう。

風雨と混乱の中で旗を振らねばならないつらさは、俺の時代で終わらせる。